バウム・テスト 樹木画による人格診断法　※絶版

概要

　画用紙に自由に樹木を描かせ、根の張り方、枝の出方などの形態分析、鉛筆の動き、樹木の紙面における位置などから意味づけをし、人格を診断する独創的なテスト。

目次

原著者序
訳者はしがき
 

1　概論
テスト場面
課題
課題の区別
投影法
木と人間
空間象徴
絵の検討の体系
木の形
ついでに言及したいこと
変形
成長とまとまり
発達：テストの標準化
象徴・指標・特徴
象徴の解釈
無関係な線
筆蹟学的類推
開いた形
樹木テストの適用
詳細な分析例
小分析例
 

2　樹木テスト施行のための表
根
T型の幹
幹の基部
幹の輪郭
幹の表面
まっすぐで平行な幹
ふくらみとくびれ
平行な枝，先へいくほど太くなる枝
短い幹，大きな冠部
長い幹，小さい冠部
袋状に幹部へ垂れ下がった冠部
冠部の下の幹の低いところから出た枝
雲やボールの形をした冠部
冠部の「外皮」のなかで骨組みのようになっている枝
先端に雲形をした球状のものが巻きついている枝
アーケード型の冠部
しゅろの葉の形をした枝
棚状に整枝（剪定）した木
中心に集まる枝
放射線状の冠部
同心円的な冠部
管状の枝・幹＝開放形
散在している管状の枝
ら線でかかれた冠部
乱雑な線からできている冠部
枝にみられる不連続な線
枝の形
細かく複雑に分枝した冠部
「つぎ木」した幹
重積
線がさまよっている形
枝の調和
方向のない結合
紋切り型
直線と角の形，角ばった冠部
まるい形
陰影や縞影でかかれた冠部
明暗
上へ伸びる―下へ下がる
逆向きの枝
交叉した枝
右の強調―左の強調―平衡
左への傾向―右への傾向
左への傾斜―右への傾斜
支柱，幹の支え，支えられた枝
刈り取られた枝
切り取られた前方の枝，「目」
空白になったスペース
平たく押しつぶされた冠部
たわみ
前方に突き出た枝
対立した形
お互いにずれた腕木
特徴の変化
風景
付属物
地平線
花
葉
落ちる葉
落ちる実，落ちている実
実
冠部のなかにかかれた実
発達遅滞と退行
〔補遺〕日本におけるバウム・テストの研究
 

1　はじめに
著者コッホについて
日本におけるバウム・テストの研究
 

2　バウム・テスト解釈の基礎
バウム・テスト解釈の3側面
バウム・テストの実施
発達テスト的側面
形態に現われる発達的標識
児童画とバウム・テストとの関係
性格テスト的側面
運筆の動態分析
空間象徴について
 

3　人格診断の補助手段としてのバウム・テスト
知的障害児
非行少年（1）
非行少年（2）
非行少年のバウム・テスト

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