わかるLDシリーズ6 LDの思春期・青年期 ※絶版
※画像提供:日本文化科学社 |
日本LD学会 編 上野一彦 森永良子 責任編集
発行元 日本文化科学社
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サイズ A5判160頁
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概要
社会自立への大事な準備期間である思春期・青年期の問題は、家庭、学校、地域の教育の有機的な連関の中で、生涯教育としての大切な課題をも提示する。それは学習を中心とした学校教育の範囲を超え、自立した社会人として存在し続けるための社会移行プログラムや職業準備プログラムといった新しい展開を指向する。
本巻は、20世紀最後の10年にブレークしたわが国の学校教育におけるLD課題を土台に、21世紀における生涯学習体系の中でのLD課題に目を向ける。
目次
はしがき
1 LDは思春期・青年期をどうむかえるか
LDの思春期・青年期
認知能力発達
情緒の発達
青年期―社会自立のために―
2 進路決定はどうあるべきか―学校選択をめぐって―
進路決定は重要な発達課題
LDへの障害認知度が鍵となる
学歴はパスポートとなるか
選択する教育の場の絶対的不足
小学校終了後の進路決定
中学校終了後の進路決定
どのような学校選択があるのか
3 LDと社会自立
言語性LDと日本の学校
非言語性LDと職業選択
4 医学からみたLDの青年期
医学からみたLD
読字障害の青年
LDの予後調査
ADHDの予後像と合併障害
LD青年の心理と臨床像
5 青年期におけるカウンセリングの課題とその背景
―就職に際して職業リハビリテーションを利用した事例が示唆すること―
何を主題にするか
問題とその背景
カウンセリングの課題
家族を支える
6 LD青年の明日―親による手記―
私の選んだ道
今から思えば
私は人間が好きなのよ
登校拒否から皆勤までの戦いの日々
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