BAQ 日本版 Buss-Perry 攻撃性質問紙 Buss-Perry Aggression Questionnaire |
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画像提供:三京房 |
検査名 BAQ 日本版 Buss-Perry 攻撃性質問紙
原著者 Arnold H. Buss Mark Perry
日本版開発 HP2000研究会 安藤明人
質問項目 24項目
所用時間 実施時間:10分 整理時間:5分以内
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概要 | |
複数の側面からなる攻撃性を多面的に測定する評価尺度です。 | |
① | 攻撃性は、怒り・敵意・攻撃行動によって構成される複合的な症候群という形で表出されると考えられてきました。 |
② | BussとPerryは攻撃性を多面的に測定するために、29項目からなるAggressionQuestionnaireを開発しました。 |
③ | BAQは、Aggression QuestionnaireにBuss-Durkeeの敵意インベントリーの項目を加えた45項目から、因子分析結果に基づき選抜した24項目の尺度で、2項目は無関項目です。 |
④ | 短気、敵意、身体的攻撃、言語的攻撃の4つの下位尺度で構成されています。 |
⑤ | 信頼性・妥当性について確認されています。 |
⑥ |
大学生では、下位尺度『短気』以外の全尺度で、女子より男子の方が平均得点が有意に高かったという結果が得られています。 |
主な特徴 | |
① | 回答用紙には配点に関する情報が無いので、被検者は結果を気にせずありのままを回答することが期待できます。 |
② | 回答用紙両面に記入された回答は、記録用紙に転記されます。実施者は接着をはがして、記録用紙上で採点を行います。 |
③ | 記録用紙には項目内容と配点がわかりやすく示してあります。得点が逆転する項目や各下位尺度の採点も確実に行えます。 |
④ | 日本板を開発された先生方に使用手引をご執筆いただきました。BAQの開発経緯と使用法について、またこれまで議論されてきた攻撃性の概念についてまとめていただきました。 |
使用手引の目次 |
1.攻撃性の諸側面 1.1 人間の攻撃性の基盤
2.日本版Buss-Perry 攻撃性質問紙(BAQ)の開発 2.1 BAQ 質問項目の作成
3.検査の実施方法 3.1 実施方法
4.BAQ を使用した研究例の紹介 |
使用手引より引用 |
BAQ は,攻撃性を比較的簡易に測定できる質問紙が当時日本に見当たらなかったこともあり,攻撃性に関心を寄せる研究者はもちろんのこと,鑑別所等の矯正施設で働く研究者や,いじめ問題等の教育現場における攻撃性の問題に取り組む教育関係者など,多くの人びとから関心をお寄せいただき,実際に使っていただきました。(中略)心理学の分野はもとより,教育,医療,矯正,労働といった臨床あるいは実践の場においてBAQ が広くかつ正しく使用され,攻撃性に関する研究の発展とさまざまな臨床の場における問題解決に寄与することができるのであるならば,開発者としてこれほどうれしいことはありません。 日本版開発 HP2000研究会 安藤明人 先生 |
価格 | |||
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関連カテゴリ 性格・人格検査