MPI モーズレイ性格検査
用紙 |
検査名 MPI モーズレイ性格検査
著者 H.J.アイゼンク
訳編者 MPI研究会
適用範囲 16歳以上
診療報酬点数 区分 D284-1 点数 80点 |
特徴
●MPIとは 、イギリスの著名な心理学者であり、ロンドン大学教授H.J.アイゼンクにより作成された質問紙法の性格検査である。MPIはいくつかの国で翻訳され、イギリスを始め、ヨーロッパで広く利用され、最近はアメリカ にも進出している国際的な性格検査のひとつである。わが国でも、北大グループが中心となり、日本版MPIの標準化をめざして専門的立場から検討を加えながら進められていたが、このたび日本版MPIが刊行された。 ●特長 MPIは、つぎの二つの性格特性を同時に図ることを目的とした性格検査である。 ●構成 本検査には、神経症的傾向(N尺度)および外向性(E尺度)を測るための2つの尺度があり、それぞれの項目は24ずつである。このほかに虚偽発見尺度(L尺度:Lie Scale)20項目が含まれている。又、E・N・L3尺度の他にEN項目に似た項目12を加え、全体の項目数を80にしてある。 ●妥当性尺度 質問紙法形式による性格検査は被検査の回答態度が反映しやすい。MPIでは、この欠点に対し、L尺度が設けられており、そのような回答傾向の検出を可能にしている。回答された結果が、資料として活用できるかどうかをチェックすることができる。 ●実施方法 MPIは約16歳以上の文字を読めるものであれば、だれにでも実施することができる。本来は集団検査であるが、個人検査としても使用できる。 ●採点法 採点のため、特殊な熟練を必要とせず、採点版も、従来の欠陥を補い、正しい位置に回答されていなくとも採点できるようになっており、採点能率をあげるように作成されている。 ●用途 本検査はつぎのような目的に使用することができる。 1.基礎研究 心理学の実験におけるさまざまな現象、条件反応、知覚の恒常現象、図形残効、集中作業、レミニッセンス、皮膚電気反射、その他の自律神経反応では個人差が重要な変数として考えられている。 2. 臨床 精神医学的臨床、患者のパースナリティの診断、患者のもつ種々の心理的葛藤や情緒状態の検索、予後判定、治療効果の測定、心理相談、心理診断、少年鑑別などの施設での性格診断、補導等、カウンセリングに当たって有力な道具となる。 3.学校教育 学生、生徒の性格把握、ガイダンス、職業、進学指導、教育現場に最適。 4.市場調査 購買動機調査等によって製品や広告にたいする消費者の反応が調べられる。 5.人事管理 職員採用や職場の適性配置に際しての個人の能力測定、能力開発に活用できる。 ●信頼性 モーズレイ性格検査の信頼の測定は、アイゼンク自身の研究においては、析半法(split-halh method)と再検査法(test-retest method)の両者が用いられている。このアイゼンクの原版作成においては、折半法によって得られた信頼性係数(coeffcient of reliability)は各種の被検者集団に対し、それぞれ個別的に算出されたものであって、E尺度では.75~.85を示し、N尺度では、.85~.90を示している。また再検査法による測定の結果は、約100名の被検者集団から得られたもので、キューダー・リチャードソン法(Kuder-Richardson-metnod)による信頼性係数として、N尺度においては.83、E尺度においては.81という数値を示したと報告されている。 |
価格
用紙 1部 |
商品コード 021-001 税込価格 55円 |
※5部以上からご注文を承ります |
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検査手引 |
商品コード 021-002 税込価格 330円 |
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採点盤 |
商品コード 021-003 税込価格 330円 |
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新・性格検査法 -モーズレイ性格検査- |
商品コード 021-004 税込価格 4,180円 |
A5 268頁 POD版 |
関連カテゴリ 性格・人格検査