軽度発達障害の心理アセスメント WISC-Ⅲの上手な利用と事例

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商品名 軽度発達障害の心理アセスメント WISC-Ⅲの上手な利用と事例
著者 日本版WISC-Ⅲ刊行委員会 ・上野一彦 ・海津亜希子 ・服部美佐子
価格 2,730円
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BRZ001-216
特徴
本書は、発達に関する心理アセスメントを医療機関だけでなくもっと教育現場に活用していただきたいと言う願いのもと、LD、ADHD、高機能自閉症など軽度の発達障害をもつ子どもたちの理解と支援に欠かすことのできない検査の方法を、WISC-IIIを軸に、K-ABC、ITPAなども含め、分かりやすく解説し、WISC-IIIの群指数から考えられる14タイプ28のアセスメント事例を紹介する。
著者からのことば
「心理アセスメントを子どもたちのために」。
子のフレーズを胸にこの本を企画しました。大学そして大学院で発達臨床の専門家(臨床心理士・学校心理視・特別支援教育士(旧LD教育士)など)を養成する仕事の中で、また教育相談や発達相談といった臨床実践を積み上げる中で、発達に関する心理アセスメントを病院やクリニックなどの医療現場だけでなくもっと教育現場でも活用してもらいたいという強い願いがありました。
21世紀とともに特別支援教育と言う新しい教育概念が、津波のように全国の学校教育現場に押し寄せてきています。特にLDやADHD・高機能自閉症といった軽度の発達障害をもつ子どもたちの理解と支援にあたっては、かれらの知的発達に関する心理とアセスメントを欠かすことはできません。
WISC-IIIという優れた知能検査を軸にした発達臨床という観点から、ここに一冊の本を世に出します。米国ではすでにWISC-IIIからWISC-IVへと移行しつつあります。しかし、この本で強調している群指数はそのまま踏襲され、分析や解釈の基本コンセプトは変わりません。わが国でのWISC-IVはこれからの課題ですが、本書はそのスタートとなる臨床的な利用の基礎・基本となると確信します。心理アセスメントを子どもたちのために役立てたいと思う臨床の専門家、教師、そして学生の方々にご利用いただきたいと思います。
(上野一彦)
主な内容
第 I 章 心理アセスメント概論
1.子どもの心理アセスメントとは2.アセスメントをする場合/アセスメントをしない場合3.心理アセスメントの3つの要素4.知能検査の発祥5.知能検査の目的とは6.ウエクスラー知能検査の発展7.WISC-IIIで測る知能とは8.知的障害とは9.IQの分布と知的障害について10.知的障害とLD・自閉症11.LDの定義12.LDの判断基準について13.個人内差について14.LDと近接する障害15.LD・ADHD・高機能自閉症はどれくらいいるのか16.誰のための心理アセスメントか-留意事項と倫理について-
第 II 章 心理アセスメント
1.アセスメントの目的2.問題への気づきとアセスメントへの第一歩3.校内における実態把握4.心理・教育アセスメントの領域と方法5.心理検査バッテリー
第 III 章 WISC-IIIの解釈と指導・支援への展開
1.WISC-IIIの解釈の手順2.WISC-IIIの群指数のプロフィールパターンによる解釈3.WISC-IIIと日々の子どもの様子や課題との関連4.WISC-IIIと学力の問題5.WISC-IIIの結果による学習面への支援6.WISC-IIIと行動・社会性の問題7.WISC-IIIの結果による行動面・社会性への支援
第 IV 章 結果の伝え方
1.結果の伝え方(専門機関、保護者、学校、本人へ)2.子どもの常態像の理解を促す資料づくり
第 V 章 アセスメントから個別の指導計画へ
1.一人ひとりのニーズに応じた計画2.個別の指導計画とは3.個別の指導計画作成の流れ4.IEPの考え方を個別の指導計画に活かす5.個別の指導計画を作成するにあたってのチェック項目6.個別の指導計画の実際-例をあげて-7.アセスメントと個別の指導計画
第 VI 章 事例集
群指数パターン1
事例1 ことばの理解と表現に著しい困難があり学習の遅れが大きい小学校4年生
事例2 基本的な学習態度が形成されていない小学校1年生
群指数パターン2
事例1 文章を正確に音読することが苦手な小学校3年生
事例2 英語、漢字の読み書きに困難を示す中学校1年生
群指数パターン3
事例1 自己調整と意味理解の苦手な小学校3年生
事例2 ことばの理解・表出が難しく学習にのれない小学校2年生
群指数パターン4
事例1 多弁で対人関係のトラブルが多い小学校4年生
事例2 社会的な文脈の理解が難しい小学校2年生
群指数パターン5
事例1 内容は豊かだが、話のまとまらない注意集中困難な小学校3年生
事例2 読み書きに困難があり、学校を休みがちな中学校2年生
群指数パターン6
事例1 物忘れが激しく、行動の抑制がきかない小学校6年生
事例2 不器用さと注意の問題(ぼんやり)をもつ小学校4年生
群指数パターン7
事例1 意味理解や状況判断が困難で対人行動の問題が大きい小学校2年生
事例2 意味理解につまずきがあり、文章表現が苦手な小学校4年生
群指数パターン8
事例1 抽象的なことばや状況の理解が難しい小学校2年生
事例2 「できないかもしれない」場面への抵抗が強い小学校4年生
群指数パターン9
事例1 読み書きの困難が著しく苦手意識の強い小学校3年生
事例2 読み書き計算が苦手な小学校3年生
群指数パターン10
事例1 算数の学習に著しい困難を示した小学校6年生
事例2 集中が続かず授業中の手遊びが多い書字困難な小学校5年生
群指数パターン11
事例1 集団行動から遅れがちで友だち関係で孤立しやすい小学校5年生
事例2 書字と対人関係が困難な小学校5年生
群指数パターン12
事例1 言語的コミュニケーションと覚えることの困難さをもつ小学校3年生
事例2 言語理解に問題があり漢字熟語の表記が難しい小学校6年生
群指数パターン13
事例1 様々な点で少しずつついていくことが難しい小学校5年生
事例2 発話量は多いが内容の乏しい小学校3年生
群指数パターン14
事例1 自分の考えや意見を伝えるのが苦手な小学校6年生
事例2 全体的なイメージをとらえることが苦手で劣等感が強い小学校6年生
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