1971年にアンゲームは誕生しました。
レア・ゼキッチさんは、日ごろから思春期の少年少女や家族の間に生じるコミュニケーション不足や誤解の手助けをしたいと考えていました。
そんなとき、彼女は喉の病気にかかり、話すことができなくなってしまったのです。もう一生しゃべることができないかもしれないと彼女は考え、家族との新しいコミュニケーション手段を考えなければならなくなりました。
そこで彼女は自分が伝えたい事や思いをカードに書き込んで、家族と意志の疎通をはかることを考えたのです。意外にもカードを使ったやりとりはとても効果的でした。そしてレアさんは自分がしゃべることができない状況のなかで、いままでいかに相手の言葉を理解していなかったかを実感したのです。幸いにも彼女は再び話すことが出来るようになりました。
その後、彼女はこの劇的体験をもとにアンゲームを思いついたのです。
それから、アンゲームは時代に合わせて改版を重ねながら、30年以上経ったいまでもアメリカで最も人気のある自己表現ゲームとして多くの人に使われているのです。
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